オンライン家庭教師のメリット・デメリット14選|向いているタイプは?

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Advantages and disadvantages

オンライン家庭教師とは

オンライン家庭教師とは、PC(パソコン)やスマートフォン、タブレットなどの機器を使って、インターネット上で指導を受けることができる家庭教師システムです。

対面の塾や家庭教師とは違い、完全にオンライン上で授業が完結するのが特徴で、宿題管理や授業の報告なども、LINEなどのチャット機能のあるアプリやメールを使って行います。

コロナの拡大とともに利用者が増え、2022年4月の時点では、オンライン指導をしていない学習塾は見当たらないくらいに、オンライン指導が浸透するようになりました。

現在では、講師や塾側もオンライン指導に慣れたことで、使用する機材によっては対面と全く同じ質で授業ができるようになっているため、対面の授業と比べても、指導の質において大きな差は無いようになっています。

オンライン家庭教師のメリット9選

  • 場所を問わず指導を受けられる
  • 授業の時間帯を柔軟に設定できる
  • コロナにかかる心配がない
  • 講師を迎える準備をする必要がない(気遣いが不要)
  • 授業の様子を把握しやすい
  • 遠方の志望校に関する具体的な情報も得られる
  • 相性の良い講師に出会う可能性も高い
  • 費用がおさえられる
  • 不登校や、人前で緊張しやすいお子さんでも授業が受けやすい

場所を問わず指導を受けられる

オンライン家庭教師の一番のメリットは、場所に縛られずに講師を選べることです。

オンライン家庭教師では、立地面に関する次のような悩みを解決してくれます。

  • 自宅の周囲に塾や予備校がない
  • 通える塾には一通り通ったが、納得のいく講師に出会えなかった
  • 帰りが遅くなることが心配
  • 近くに有名な講師がいない
  • 送迎や塾までの移動が面倒

これらの理由で、塾や予備校に通うことに対して不安を感じていたり、近くの塾や予備校では勉強の課題を解決してくれなかったケースがあると思います。

オンライン家庭教師の場合、日本中の優秀な講師の授業を、全国のどこからでも受けることが可能になります。もちろん海外に住んでいる方でも、同様のサービスを受けることができるようになっています。

授業の時間帯を柔軟に設定できる

オンライン家庭教師では、生徒は教室に行く必要がなく、講師も教室やご自宅に行く必要がありません。そのため、対面で授業をする場合と違って、授業の日程が組みやすくなっています。

毎日の部活で忙しく、平日の夜遅くでしか予定が空いていない

他の塾や習い事で予定が埋まっており、この日程でしか授業が組めない

これまで、立地や曜日、時間帯が原因で、​​塾に通ったり家庭教師をつけたりすることを諦めなければならない生徒は多くいましたが、オンライン指導では柔軟に日程の調整ができ、午前中や遅い時間帯でも指導を受けることができるため、普段忙しい生徒に向いているといえます。

コロナにかかる心配がない

オンラインなので、当然コロナなどの感染症に感染することはありません。

体が弱く体調面が心配なお子さんや、後遺症、祖父母などに感染した際のリスクが怖いと感じるのであれば、感染するというリスクは可能な限り避けたいものかと思います。

またコロナ自体も、デルタ株からオミクロン株というように、日が経つにつれて新たなタイプが生まれています。そのため、これから先数年のことを考えると、いつ強力なウイルスが発生してもおかしくありません。

もしかすると感染症の心配がないというのは、オンライン指導において一番大きなメリットなのかもしれませんね。

講師を迎える準備をする必要がない(気遣いが不要)

対面の家庭教師の場合、講師がご自宅に伺うことになるので、お茶出しやお菓子など、いろいろな気遣いが必要になることもあるでしょう。

講師を家に入れることに抵抗がある、講師と子供を2人きりにして家をあけるのが怖いなど、これまで対面の家庭教師をつけていた時の悩みが、オンライン家庭教師ではなくなります。

授業の様子を把握しやすい

これまで子供が塾に通っているときとは違い、授業を受ける姿を自宅で見ることができるため、どんな授業を実際にしているのか外から見ることができます。塾に通わせているときに感じた「子供はちゃんと授業を聞いているのか」という不安を、オンライン指導では解消できます。

「子供がちゃんと勉強をしているのか、どうしてもこの目で確認したい」と思うのであれば、オンライン家庭教師は向いているといえるでしょう。

遠方の志望校に関する具体的な情報も得られる

対面の塾や家庭教師の場合、遠方の学校に関する情報が疎くなりがちです。どうしても距離がある以上、志望校の近くに住んでいる人と、得られる情報に差が出てしまうのは従来まで仕方のないことでした。

しかしオンライン指導のサービスでは、志望大学に通っている学生や、志望校周辺の情報に詳しい講師から指導を受けることもできます。

そのため受験に向けてのモチベーションを維持できたり、合格後の生活面について相談できたりなど、通常の塾では得られないメリットがあります。

相性の良い講師に出会う可能性も高い

自宅で対面指導を受ける家庭教師の場合、条件にあった良い講師が見つかったとしても、その講師の住所と自宅の距離が遠く離れているために、残念ながら授業を受けられないということがあります。

しかしオンラインの場合、そういった立地面の条件がないため、条件にあった良い講師が見つかった場合に授業を受けることができないというマイナスを減らすことができます。

また日本全国から、その子供にあった講師を探すことができるため、対面指導とは違って講師を選ぶ際の選択肢の数が一気に増えます。そのため子供にあった講師を、ご家庭でも会社側でも見つけやすくなります。

費用がおさえられる

オンライン家庭教師は対面指導の家庭教師と違い、講師に交通費を出す必要がありません。

また会社側も、エリア別で家庭教師を管理するというコストもなく、学習塾のように教室を持たないため、固定費を削減することできるようになっています。

そのため対面指導の家庭教師や学習塾と比べて、運営する際にあまりコストが発生しないようになっているため、その分授業料が低く設定されてます。

不登校や、人前で緊張しやすいお子さんでも授業が受けやすい

子供の中には、対面だと緊張してしまい上手くコミュニケーションがとれない性格であったり、イジメや何かしらが原因で学校を不登校になってしまった方もいます。

特にここ15年、日本の不登校の学生の割合は年々増加し続けており、学校で勉強しなくなるお子さんが増えています。(実際に自分が講師をしていたときも、生徒が通っているのクラスでは40人中2名が不登校でした。)

外の塾に通わせることが難しいなどの理由から、学校の勉強についていけなくなることを防ぐために、オンライン家庭教師を利用している方も年々増えています。

実際にオンライン家庭教師では、不登校サポートを強みとしている会社もあり、不登校で学校の勉強についていけなくなった生徒さんをサポートする専用のコースを用意している会社もいくつかあります。

オンライン家庭教師のデメリット5選

いろいろと便利なオンライン家庭教師ですが、もちろんデメリットも存在します。ここでは保護者や生徒さんがよく不満に感じる、オンライン家庭教師のデメリットを5つ紹介します。

  •  機材、インターネット環境が必要
  •  自習室が使えない
  • すぐに質問や相談ができない
  • 一緒に高め合える友達ができない
  •  結局は一人で勉強する

 機材、インターネット環境が必要

オンライン家庭教師を始めるにあたってインターネット環境、パソコンやタブレットは必須となります。機材の貸し出しをしてくれる会社もありますが、パソコンやタブレットは基本的にはご自身で揃えていただくことになります。

中にはより質の高いオンライン授業のため、WEBカメラやヘッドセットなどの機材が必要になる会社もあり、機材やインターネット環境を用意したことで、初期費用が高額になってしまうケースもあります。

そのためオンラインで授業を受ける上で、どれほどの準備をする必要があるのかどうかは、体験授業を申し込んだ先の会社にこまかく聞いておくことをおすすめします。

 自習室が使えない

対面の集団塾や個別指導塾とは違い、従来のような自習室が使えません。

生徒の自習フォローのためにも、オンライン自習室を用意している会社が多いですが、実際に勉強に集中できるかどうかは生徒次第となっています。(「自習できるかは生徒次第」というのは、対面の塾とやはり同じですね。)

何かに集中する際に、周囲の音や匂い、机や椅子の高さ、照明の色や強さなどが大きく影響するような、自宅では勉強できないタイプの子供の場合は、オンライン自習室で集中することは難しいケースが多いです。

その場合は、近くの図書館や自習室のみ利用の塾を別で通うなどが必要になってくるでしょう。

すぐに質問や相談ができない

対面では自習室などにいる際に、近くにいる講師にすぐに質問ができますが、オンラインの場合はそれが難しくなります。授業外での質問や相談は、一度チャットやメールなどで質問しなければなりません。

即レスができない会社もあるため、人によってはすぐにわからないところを解消できないことに、デメリットを感じるかもしれません。 

一緒に高め合える友達ができない

集団塾や予備校、大手の個別指導塾と比較して、子供によって大きなデメリットになるかもしれないのが、友達が近くにいるかどうかという点です。

集団塾や大手の個別指導塾では、同じ塾に学校の友人がいることが多く、それが大きなモチベーションとなっている生徒さんもいます。学校帰りに同じ塾の友達と自習する。ということがオンライン家庭教師ではできないため、友達と一緒でないと勉強のモチベーションが湧かないタイプの人には、オンライン家庭教師のみでは勉強時間の確保が難しいかもしれません。

 結局は一人で勉強する

先程の内容とも似ていますが、結局は一人で勉強するので、黙々と1人で勉強することが5分もできない性格の場合、1人で勉強することの多い個別指導はやや向いていないのかもしれません。

ただし一人で黙々と勉強することが苦手な原因はいくつかあり、条件さえ整えてあげれば80%の子供は1人でも集中して勉強できるので、講師の力量に頼ってみるのも良いかもしれません。

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