Top / 感染対策機器

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&color(Yellow,Teal){&size(24){''感染対策機器''};};
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歯科では出血を伴う外科的処置が多くなされており、レベルの高い感染対策が要求されます。~
出血の無い場合でも、唾液を介した感染の可能性があるため、原則として全ての使用器具に感染対策が求められます。~
歯科医院で使用する器具、装置には様々なものがあり、その材質に応じた消毒・滅菌方法が選択されます。~
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感染対策を追及すればキリはありませんが、基本的な対策は押さえておくべきでしょう。

しかし、安心・安全な医療提供はタダで行えるものではありません。~
消毒・滅菌に用いる機器は高価なものが多く、また、多大なランニングコストがかかるもの現実です。~

歯科医院はそれぞれ自院に応じた感染対策を採用しています。~
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このページでは、消毒・滅菌に使用する機器の代表的なものを紹介してみます。~

&color(Gray){(機器には性能、容量の違いなどにより多くの種類が存在します。};~
&color(Gray){価格はあくまでも参考程度としてください。)};

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&color(Black){感染対策アンケート};のページもあわせてご覧ください。~
↓~
感染対策アンケート
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&size(18){&color(White,Blue){''超音波洗浄器による洗浄''};};

超音波を発生させ、微細な泡の発生と破裂(キャビテーション)に伴うエネルギーにより汚れを落とすものです。~
泡が破裂するとエネルギーが生じて物体の表面から汚れが浮き上がります。~
滅菌機器に入れる前に使用されることも多いです。

通常は、水道水に洗浄液を加えて行われます。~
洗浄液には、界面活性剤のほか、抗菌剤、防錆剤、タンパク質分解酵素などが含まれています。~
この溶液は1Lで数千円程度します。(希釈して使用する場合もあります。)

''&color(Red){価格 5万円(小さな器具に用いるもの)〜40万円(大きめの器具に用いるもの)程度};''

#ref(超音波洗浄器1.jpg,around)
#ref(超音波洗浄器2.jpg)
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&size(18){&color(White,Blue){''オートクレーブによる滅菌''};};

ある温度と圧力の飽和水蒸気を作り加熱することで微生物殺菌する装置で、高圧蒸気滅菌とも言われます。~
多くの歯科医院で導入されている機器です。~
ただ、刃物の切れ味が鈍化する、金属が腐食しやすい、タービンハンドピースの劣化しやすいなどの欠点があります。

滅菌には水道水や蒸留水を用います。~
蒸留水を用いる場合にはランニングコストは高くなります。~
水道水を用いる場合には、定期的に内部をクリーニングする必要が出てくる場合もあります。

''&color(Red){価格 容量によって変わってきますが、25万円〜70万円程度};''~
    ''&color(Red){小器具専用のものはもう少し安いものもあります。};''

#ref(オートクレーブ1.jpg,around)
#ref(オートクレーブ2.jpg)
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&size(18){&color(White,Blue){''ケミクレーブによる滅菌''};};

ケミクレーブとは高圧アルコール蒸気滅菌器のことです。~
高圧アルコールに蒸気による殺菌効果は高く、器具の錆を防いでくれます。~

#ref(ケミクレーブ1.jpg,around)
#ref(ケミクレーブ2.jpg)
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&size(18){&color(White,Blue){''ガス滅菌器による滅菌''};};

歯科領域の滅菌では一般的に高圧蒸気滅菌(オートクレーブ滅菌)による滅菌方法が使われていますが、診療器具の中には高熱に弱いため、高圧蒸気滅菌器が使えないものもあります。 このような器具に対してとられる滅菌方法です。~
毒性のあるガスを扱うので注意が必要となります。

''&color(Red){価格 40万円〜70万円以上};''

ホルマリンなどのガスとそれを中和する薬等で大きなランニングコストが必要となります。


#ref(ガス滅菌器.jpg,around)
#ref(EOGガス滅菌器.jpg)


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&size(18){&color(White,Blue){''オイルライザーによる殺菌消毒''};};

高温(120℃)に加熱された専用オイルに、使用済み、器具を浸漬することにより、器具に付着した細菌を短時間(数分程度)で死滅させることができる殺菌装置です。


''&color(Red){価格 15万円程度};''

#ref(オイルライザー1.jpg,around)
#ref(オイルライザー2.jpg)
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&size(18){&color(White,Blue){''タービン・ハンドピース専用オートクレーブによる滅菌''};};

タービン・ハンドピース専用のオートクレーブです。~
短時間で滅菌処理できるようになっています。

''&color(Red){価格 23万円〜50万円程度};''

#ref(カボクレーブ.jpg,around)
#ref(ステリマスター.jpg,around)
#ref(EXクレーブ.jpg,around)
#ref(プチクレーブ.jpg)
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&size(18){&color(Yellow,Purple){''タービン、コントラ・ハンドピース、ストレート・ハンドピース''};};


タービン、コントラ・ハンドピース(歯を切削する機器)や、ストレート・ハンドピース(入れ歯や冠を削る機器)は、患者さんの数だけ揃えるのが理想なのですが、一本10万円〜20万円程度もするためコスト的に負担が大きいのが現状です。

現在市販されているハンドピースはほとんどがオートクレーブ滅菌が可能ですが,滅菌を繰り返し行うことにより,ベアリングやOリング等の劣化、切削屑の焼き付き等がおき、一回数万円の部品の交換や修理が必要になることが悩みの種です。

また、滅菌の前と後にオイルを注入してメインテナンスをしないといけないなど、維持管理に非常に手間もかかります。~
この手間をなくすために自動でオイルを注入、洗浄する機器も発売されていますが、またこれが高価なものなのです。

''&color(Red){価格 10万円〜20万円程度};''

#ref(タービン.jpg,around)
#ref(コントラ.jpg,around)
#ref(ストレート.jpg)
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&size(18){&color(Yellow,Purple){''タービン、ハンドピースのメンテナンス機器''};};

タービン、ハンドピースのメンテナンスとして自動洗浄・注油をおこなうシステムです。~
こういう機器を用いれば、手間はかかりませんが、初期導入費用が発生します。~
また、人が行うにしても、機器が自動で行うにしても、メインテナンスに必要な注入オイルがランニングコストとして必要となります。~
オイルはタービン、ハンドピースの寿命医に影響を及ぼすため高品質が求められ、500mlで3000円〜9000円と高価です。

''&color(Red){価格 20万円〜30万円程度};''



#ref(クアトロケア.jpg,around)
#ref(ナカニシ ケア3プラス.jpg,around)
#ref(カボスプレー.jpg)


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&size(18){&color(White,Blue){''紫外線消毒付診療器具保管庫''};};

滅菌が終了した器具の滅菌状態を保つための保管庫。~
紫外線により滅菌状態が保たれます。

蛍光灯と同じく紫外線灯が切れたら交換する必要があります。~
殺菌灯は、1000円弱〜2500円程度です。


''&color(Red){価格 収納できる容量により異なりますが6万円〜12万円程度};''

#ref(キャビオ1.jpg,around)
#ref(キャビオ2.jpg)
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&size(18){&color(White,Blue){''口腔外バキューム装置による感染防止''};};

診療中、空気中に飛散する汚染物質を口の外で吸引する装置です。~
セントラル方式のものと移動式のものがあります。~
セントラル方式のものは配管工事を伴うため、導入には非常にコストがかかります。

''&color(Red){価格 60万円〜250万円程度};''

#ref(フリーアーム.jpg,around)
#ref(フリーアーム・フォルテ-S.jpg)
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&size(18){&color(White,Blue){''ガラスビーズ乾熱滅菌器''};};

小さなガラスビーズを200〜240℃に加熱し、その中に器具を挿入し短時間で微生物を不活性化する簡易乾式滅菌法。

''&color(Red){価格 6.5万円〜9万円程度};''

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#ref(ガラスビーズ2.jpg)
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上の消毒・滅菌機器を全て設置すると数百万円にもなります。~
感染対策にはこのように安くは無いコストがかかります。~
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全てのものをディスポーザブルにすれば、一番確実のかもしれませんが、コストがかかりすぎて、それも現実的ではありません。
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各歯科医院では、その環境、診療方針にあわせ、コストを考慮したうえで消毒・滅菌方法を採用しています。~
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歯科の診療報酬は低く、感染対策費用は正しく評価されていませんので、歯科医院の持ち出しで対策が行われているのが現状です。~
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◆中央社会保険医療協議会 診療報酬基本問題小委員会(第96回)資料~
平成18年度医療安全に関するコスト調査業務報告書~
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/07/dl/s0718-10e_0002.pdf 41ページ~
から抜粋します。~

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>2.4.3 外来患者1~
(1)コスト要因別~
&color(Lime){医療安全に関する取り組みの};項目(コスト要因)ごとに外来患者1 人1 回当たりのコストおよび対医業収入比を整理したものを表2-33 に示す。&color(Red){''歯科診療所における外来患者1 人1 回当たりコストは268 円''};である。~
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そのうち&color(Red){人件費は62 円};、&color(Red){非人件費は206 円};であり、非人件費の方が人件費の3倍以上になっている。~
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人件費の中では、&color(Blue){院外研修の人件費が32 円};と最も高く、次いで&color(Blue){感染起因菌調査の17 円};となっており、院外研修と感染起因菌調査の人件費だけで全体の人費のおよそ8 割占めている。~
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非人件費の中では、&color(Blue){感染性廃棄物処理が61 円};、&color(Blue){機器・設備の設置・運用が60円};と大きく、次いで&color(Blue){消毒薬・グローブ等の37円};となっており、これら3 つのコスト要因の非人件費が全体の非人件費のおよそ8 割を占めている。~
ヒヤリ・ハット事例収集の普及度合いは4 割程度であったが、平成18 年度上半期での平均報告件数は0.5 件と少ないことから、ヒヤリ・ハット事例収集のコストは0.74 円と低くなっている。
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◆「平成17年度 医療安全に関するコスト調査」(厚生労働省)によると、~
医療安全に関する年間費用を患者1人1回当たりでみると~
歯科医療機関7施設平均で350円となっています。~
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2006/06/dl/s0607-5a3.pdf の16、46、120ページ。

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&size(18){&color(Blue){''◆歯科の再診料は400円です。''};};~
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- 400万円のユニットには1万回座って頂かないと赤字です。 -- [[タカラ]] &new{2008-07-17 (木) 12:45:03};
- オイルライザーやデンティスターのようなものは、何を逃して消毒なのかわからない。 -- [[ん〜]] &new{2008-08-05 (火) 18:25:09};
- ランニングコストも結構かかる気がするけれど、歯科医療の感染予防のためにも今後より医療経済的研究も必要だと思う。 --  &new{2008-12-31 (水) 06:32:36};
- 景気が悪い今では感染対策機器を揃えるだけの資金力がない。 -- [[不景気]] &new{2009-01-25 (日) 22:28:37};
- これだけ点数を削られて、個人経営の歯科医院では資金力不足でも無理です。 --  &new{2009-02-12 (木) 10:44:49};
- 医療費削減する前にやることがあるのではないだろうか?器具の滅菌・消毒当たり前だが -- [[トビ]] &new{2009-06-06 (土) 11:24:41};
- 上記のタービン専用滅菌器ではタービンは滅菌できません。タービンのような中空のものはプレバキュームタイプでないと内部まで滅菌できないからです。シロナ製 -- [[くま]] &new{2010-05-25 (火) 14:48:31};

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