Top / H20 第3部検査

第3部検査

通則

1 検査に用いた薬剤料は別に算定できるが、投薬及び注射の手技料は別に算定できない。

2 検査料の項に掲げられていない検査のうち、簡単な検査の検査料は算定できないが、特殊な 検査の検査料はその都度当局に内議し、最も近似する検査として準用が通知された算定方法に より算定する。なお、準用した場合には、特に定める場合を除き、準用された項目に係る注に ついても、同時に準用されるものとする。また、腫瘍マーカーについては、医科点数表の区分 番号D009に掲げる腫瘍マーカーの例により算定する。

3 各区分における検査の実施に当たっては、その検査結果を診療録へ記載すること。

4 第3部に規定する検査料以外の検査料の算定は、医科点数表の例により算定する。

5 咀嚼機能検査については算定できない。

第1節検査料

D000 電気的根管長測定検査
電気的根管長測定検査は、電気的抵抗を応用して根管長を測定するものであり、1歯につ き1回に限り所定点数を算定する。ただし、2以上の根管を有する歯にあっては、2根管目 以上については1根管を増すごとに所定点数に15点を加算する。

D001 細菌簡易培養検査
細菌簡易培養検査は、感染根管処置後の根管貼薬処置期間中に行った場合に、1歯1回に つき算定する。なお、微生物学的検査判断料は、所定点数に含まれ別に算定できない。

D002 歯周組織検査
(1) 歯周組織検査とは、歯周病の診断に必要な、歯周ポケット測定、プロービング時の出 血の有無、歯の動揺度の検査、プラークの付着状況の検査及び歯肉の炎症状態の検査を いい、当該検査は、1口腔単位で実施するものである。また、2回目以降の歯周組織検 査は、歯周基本治療等の効果、治療の成否、治療に対する反応等を把握し、治癒の判断 又は治療計画の修正及び歯周外科手術を実施した後に歯周組織の変化の比較検討等を目 的として実施するものである。歯周組織検査の実施については、「歯周病の診断と治療 に関する指針」(平成19年11月日本歯科医学会)を参考とすること。

(2) 歯周組織検査の費用は、当該検査を実施した歯数により算定する。ただし、残根歯は 歯数に数えない。

(3) 歯周基本検査は、1点法以上の歯周ポケット測定及び歯の動揺度検査を行った場合に 算定する。

(4) 歯周精密検査は、4点法による歯周ポケット測定、プロービング時の出血の有無、歯 の動揺度及びプラークチャートを用いてプラークの付着状況を検査した場合に算定する。

D003 スタディモデル(1組につき)
(1) スタディモデルとは、患者の口腔内状況について、咬合関係、歯及び歯周組織の状態 等を立体的に検査するものをいい、当該スタディモデルを用いて1口腔単位として検査 を行った場合に算定し、製作されたスタディモデルには、患者氏名、製作年月日等必要 事項を明記する。なお、作業模型はスタディモデルとはみなさない。

(2) 歯列及び咬合状態、歯肉縁上の歯冠・歯根の状態、歯の植立方向、欠損部の状態、顎堤、口蓋、小帯等の軟組織の形態等、スタディモデルを用いた検査結果を診療録に記載 する。なお、スタディモデルの製作に当たっては、日本歯科医学会が作成した「スタデ ィモデルの取扱い(平成19年11月日本歯科医学会)」を参考とすること。

(3) 製作したスタディモデルについては、一連の治療が終了した日の属する月の翌月の初 日から起算して3年を保存期間とする。ただし、製作したスタディモデルの正面観、左 右側面観、上下歯列の咬合面観等を患者氏名、製作年月日が判別できる状態でそれぞれ 写真撮影し、当該写真を診療録に添付した場合にあっては、スタディモデルの算定を行 った日の属する月の翌月の初日から起算して3月を保存期間とする。なお、写真撮影に 係る費用は所定点数に含まれ別に算定できない。

(4) 患者が持参したスタディモデルを用いて診断した場合は、算定できない。

D003−2 口腔内写真検査
(1) 「口腔内写真検査(1枚につき)」は、「注」に規定する歯周疾患の状態を示す方法 として、歯周組織の状態をカラー写真での撮影又はこれに準ずる方法で行う。なお、口 腔内写真の撮影については、「歯周病の診断と治療に関する指針」(平成19年11月日本 歯科医学会)の「口腔内カラー写真」を参考とすること。

(2) 口腔内カラー写真には、患者の氏名及び撮影したした年月日を明記する。

(3) フィルム代等の費用は所定点数に含まれ別に算定できない。

(4) 撮影した口腔内カラー写真を、診療録に添付すること。

D004 平行測定(1装置につき)
平行測定検査は、ブリッジの支台歯形成に当たり、実施した場合にそれぞれ1装置につい て1回に限り、次の区分に従い所定点数を算定する。

(1) 支台歯とポンティック(ダミー)の数の合計が5歯以下の場合
平行測定器を用いて支台歯間の平行関係の測定を行った場合には、「1 支台歯とポ ンティック(ダミー)の数の合計が5歯以下の場合」の所定点数により算定する。

(2) 支台歯とポンティック(ダミー)の数の合計が6歯以上の場合
支台歯間の平行関係につき、模型を製作しサベイヤー等で測定した場合には、「2 支台歯とポンティック(ダミー)の数の合計が6歯以上の場合」の所定点数により算定 する。なお、模型製作に要する費用は所定点数に含まれ別に算定できない。
製作した模型については、欠損補綴が終了した日の属する月の翌月の初日から起算し て3年を保存期間とする。ただし、製作した模型をサベイヤー等での測定結果、患者氏 名及び製作年月日が判別できる状態で写真撮影し、当該写真を診療録に添付した場合に あっては、算定を行った日の属する月の翌月の初日から起算して3月を保存期間とする。 なお、写真撮影に係る費用は所定点数に含まれ別に算定できない。

D009 顎運動関連検査
(1) 顎運動関連検査とは、顎運動に関する一連の検査を評価したものであり、下顎運動路 描記法(MMG)、ゴシックアーチ描記法、パントグラフ描記法及びチェックバイト検 査をいい、検査の種類及び回数にかかわらず、欠損補綴物一装置につき1回のみの算定 とする。なお、計画的に欠損補綴物を製作する場合は、必要性を十分考慮した上で実施 すること。

(2) 顎運動関連検査は、当該検査を実施することにより支台歯とポンティック(ダミー)の数の合計が6歯以上のブリッジ、多数歯欠損に対する床義歯の適切な製作が可能とな る場合又は少数歯欠損において顎運動に係る検査を実施することにより適切な欠損補綴 が可能となる場合に行うものである。

(3) 下顎運動路描記法は、有床義歯製作時の下顎位を決定するためにマンディブラキネジ オグラフを用いて行うものである。

(4) ゴシックアーチ描記法は、上顎に対する下顎の位置が不明確な患者に対して、咬合採 得時の水平的顎位を決めるためにゴシックアーチトレーサーを用いて、口外法又は口内 法で描記するものである。

(5) パントグラフ描記法は、全調節性咬合器を使用する場合にした下顎の前方運動と側方 運動を水平面と矢状面において、それぞれ連続的な運動路として描記するものである。

(6) チェックバイト検査は、下顎の偏心運動時の歯による下顎の誘導状態が不明確な患者 に対して、顔弓(フェイスボウ)を使用して顎関節に対する上顎の位置関係を記録し、 ワックス等の記録材を用いて咬頭嵌合位又は中心位の他に前方位及び側方位での上下顎 関係を採得した上で、上下顎模型を付着した半調節性咬合器を使用して顆路傾斜度を測 定するものである。

(7) 少数歯欠損の症例において顎運動関連検査を実施した場合には、患者の咬合状態及び 当該検査の必要性について、診療報酬明細書の摘要欄に記載すること。



リロード   新規 編集 凍結解除 差分 添付 複製 名前変更   トップ 一覧 単語検索 最終更新 BACKUP リンク元   ヘルプ  
Last-modified: 2008-03-05 (水) 14:53:51 (4241d)