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みんなの歯科ネットワークメールマガジン14号 発行 2007/11/16
第1回  〜診療報酬〜


 10/30に「財務省は30日、2008年度の予算編成で、医師の給与などとして医療機関に支払う診療報酬を削減する方針を固めた」というニュースが流れてきました。

 その理由として「財務省が財政審に提出した資料によると、2007年の診療報酬は1999年時点と比べ、この間のデフレの進行にもかかわらず、市場変動に応じて引き下げられた薬価などを除くと、0・8%のマイナスにとどまっている。この間の一般的な物価動向は、消費者物価指数などに基づくとマイナス4・4%だったと指摘。医師の給与など には、まだまだ引き下げる余地がある」と強調していています。

財政制度等審議会 財政制度分科会
財政構造改革部会 配布資料
http://www.mof.go.jp/singikai/zaiseseido/siryou/zaiseib191105/01-2.pdf
41ページ参照。

グラフ1.jpg


これは、当然うそのデータではありませんが、その出し方には問題ないのでしょうか下のデータを見てください。

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1981年を100とした、診療報酬総枠の推移です。

1981年 100.00
1982年 100.00
1983年 98.80
1984年 96.53
1985年 97.88
1986年 98.66
1987年 98.66
1988年 99.55
1989年 100.32
1990年 101.32
1991年 101.32
1992年 103.95
1993年 103.95
1994年 107.07
1995年 107.07
1996年 107.93
1997年 106.56
1998年 105.28
1999年 105.28
2000年 105.49
2001年 105.49
2002年 102.64
2003年 102.64
2004年 101.56
2005年 101.56
2006年 98.35

一方、1981年を100とした、消費者物価指数の推移です。

1981年 100.00
1982年 102.85
1983年 104.71
1984年 107.07
1985年 109.31
1986年 109.93
1987年 110.05
1988年 110.79
1989年 113.28
1990年 116.75
1991年 120.72
1992年 122.70
1993年 124.32
1994年 125.06
1995年 124.94
1996年 125.06
1997年 127.42
1998年 128.16
1999年 127.79
2000年 126.80
2001年 125.93
2002年 124.81
2003年 124.44
2004年 124.44
2005年 124.07
2006年 124.44

(厚生労働省発表改定率より)
(総務省統計局消費者物価指数年報(平成15年)より)

全国保険医団体連合会HP
http://hodanren.doc-net.or.jp/kenkou/08kaitei-youkyuu/P06-P13.pdfより

グラフ2.jpg

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 財政審の資料では、1998年を基点として、診療報酬本体の推移を示していますが、見方を変え、1981年を基点とし、診療報酬総枠でみるとまた違った傾向が見えてきます。

 診療報酬全体で見ても、度重なる診療報酬のマイナス改定により、1998年度に比べて6.5ポイント低下しており、2003年以降では経済の伸びを下回り、2006年度の名目GDPとの差は7.9ポイントに拡大しています。

(◎財務省財政制度等審議会での検討に対する日医の見解について/日本医師会
http://www.med.or.jp/teireikaiken/20071107_3.pdfを参照)

 これでも、まだ政府、財務省は医療抑制政策を続けていくのでしょうか?ここまで、医療費を抑制することは、医療崩壊に繋がるというよりも、医療を破壊しているといっても良いのではないでしょうか?


添付ファイル: fileグラフ2.jpg 1314件 [詳細] fileグラフ1.jpg 1522件 [詳細]

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Last-modified: 2007-12-07 (金) 21:57:01 (4679d)