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現場技工士の意見 !

混合診療の問題について、おそらく''ほとんどの技工士は医療制度全般の問題とし ての意見は持ててはいない。''
誤解なきように言い直すと、そのような視点を持つ余裕がないのだ。
では、全く関心がないかというとそうでもない。
一番多い意見は、「詳しいことはわからないが、いいんじゃないか。」だろう。
もちろんこういう意見が出るのは、単純に勉強不足から技工士会の意見をうのみ にしているというだけではない。

これは技工士の現実を知ってもらえば、内容を良く吟味しないまま賛成意見にな びく事情は簡単に理解してもらえると思う。

技工士にとって患者として以外で関係する保険といえば、''技工製作料として受け 取る報酬になるわけだが、現時点では混合診療の症例によって生じる不利益は受 けても利益は受けていない状態''なので、「どのみち悪くなりようもないし、患者 が選択肢を広げることにつながるというなら、技工士として反対する理由特には ない。」となっているのが本音だ。

例えば、3〜5ブリッジで、目立つ3だけ自費材料にしてほしい、もしくは咬合の 関係で4、5は保険材料である金属しか使えないという症例で、全部自費・材料混 合で質を求めるか全部保険・全保険材料で安価を求めるかの二択があるとする。 この場合全部自費になれば歯科医はこれ幸いと保険での不満足分を修正した適性 料金を請求するが、技工料金が修正はされることはまずない。
また全部保険の場合、指示も全部保険技工となるのなら問題はないが、「患者の ために」混合診療の技工を指示したまま保険請求するからと、自費技工分を保険 料金しかもらえないことがあり、非常に苦しい思いをすることもわりと良くある 話だ。

つまり技工士にとって今がひどすぎるので、混合診療によってよくなる部分しか 見えないのだ。

制度の中で適正な報酬が受けられるのならいま少し真剣な議論もなされると思う が、患者に対する実質料金サービスともいえる''「料金的混合診療完全拒否・実質 技術的混合診療容認」''の現制度で、そのサービスの負担を引き受けるしか選択肢 を与えれてない技工士に、各論にいたる問題の認識を要求しても遠い世界の話に しか聞こえてこないのである。







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Last-modified: 2007-06-17 (日) 17:45:32 (4170d)