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みんなの歯科ネットワークメールマガジン19号 発行 2008/03/15
第6回  〜今回の改訂はUP?〜


次期改定率は歯科0.42%UPとなりました。
この0.42%とは私達にとって具体的にはどのような数値となるのでしょうか。
実際には、どの程度の影響があるのでしょうか。

平成18年度の歯科医療費は25,100億円です。
(厚生労働省「医療費の動向」より)

25,100億円の0.42%UP=105.42億円UPです。
一方、平成17年の歯科診療所数は平成17年10月末で67,392となっています。

105.42億円÷67,392=約156,400円となります。
単純計算で一医院あたり156,400円の増収と言うことになります。
これは、一ヶ月あたり1歯科診療所あたり、13,030円となります。

今回の改訂、実際にどのような影響があるかは通知や疑義解釈がはっきりしてみなければ分かりません。


通知や疑義解釈により、大きく左右されることは確かなことですが、今、気になるのは金パラの高騰です。

今年に入ってものすごい勢いで実勢価格が高騰してますが、今回の改訂に反映されるのは昨年12月までの金パラの価格のようで、今年に入ってからの高騰に関しては次期改定(10月)で反映されるようです。

ここ数日下落傾向にあるようですが、それでも30gあたり24,000円前後です。
今回の改訂で、30gあたり、18,420円から21,060円になりましたが、まだまだ逆ザヤが大きいのが現状です。

30gあたり約3000円、1gでは100円程度の逆ザヤです。
クラウン1本で、金パラを2.5gから3g使用するとして、一本で200円から300円の材料費の赤字となります。
月にクラウンを30本装着するとして、金パラだけで6,000円から9,000円の逆ザヤが生じてしまいます。
0.42%UPのうちのかなりの部分が此処で吸収されてしまいます。

さらに今後、原油の高騰などによる材料費、光熱費の高騰も懸念されています。

私の試算では、材料費が、もし4.3%程度すると、今回の改定率0.42%UPは相殺されてしまいます。

今回の改訂、経営上はどう転ぶか分かりません。



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Last-modified: 2008-03-15 (土) 13:54:15 (4580d)